ハンドペイントパッチ/レザークラフトパッチ
製作手法と経年変化について

理想の経年変化を求めて革材の吟味と数種類の塗料を使い分け、製作手法にこだわっています。
パッチ本体の革材としているのは主に無色素上げのベジタブルタンニングレザー。
同類革はアメリカやヨーロッパなどのタンナーによるたくさんの銘柄がありますが、その中で最もパッチ製作に適したものを選択し、全手描きでペイントしています。
また、AAF章などのように「青」「赤」「黄」といった単色のパーツで構成されるレザークラフトパッチにおいても同レザーに手作業でピグメント着色を施す製作法にこだわっており、色付きで仕上げられた革は基本的に使用していません。
手間のかかる手法ですが、重厚感と着用を重ねた際の雰囲気に大きく違いが出てきますので、たいへん渋味のある経年変化をお楽しみいただけます。
*「レザー台座/枠」は茶系色革(ホースハイド、ステアハイド)を使用しています。詳細はこちら
*ブラッドチットは色革になります。
<単色パーツのピグメント塗布例>
ハンドペイントパッチ/レザークラフトパッチ
経年変化
フルベジタブルタンニングの比較的張りのある革を使用していますのでカスタム完成時にはカチッとした仕上がりですが、半年〜1年ほど着込まれていくことで非常に柔らかくなり馴染んでいきます。
着用頻度に比例して徐々に細かな皺が形成され、それに伴って塗面にも変化が出てきます。とても味わいのある経年変化を起こしていきますのでその過程もお楽しみください。
レザークラフト星条旗の経年変化(上が完成時、下が4年後にお預かりしたもの)
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